気が付くと、顔に指を当てているうちに家族が次々と風邪をひいて死んでしまう。 

 指で鼻をいじったりしないように、癖が付かないように、子供に輪ゴムを預けたりしていたことがあったようだ。 
 命の代金をケチることはできない。 思い切って田を売り払っていく。 オーイお茶というが、お茶道楽していたというのではなく、お茶がゆで何とか日々を凌いでいたというのが真実であったようだ。