椀盤振る舞い案。

 しかしこの後、日本の建築も音楽も文学も阿蘇カルデラのように湾曲したものとなる。 ワープ、ワープと吠える井上陽水の歌声のようなものが以後の日本プランに伴っていたのである。
 呆れたことに、近代文学は性犯罪日記でなければ、私は寂しい恥ずかしいと書くばかりである。 
 進軍中の兵隊さん眼の前にご飯を食べてみせる、とは、椀盤振る舞いしてきたよ、すなわち、日本を何はなくとも進軍一番の国にはしてきたよ、という名探偵解明の真相ではなかろうか。