語りだしの動機はフィクションの喜びであろうか。

 神話はフィクションではなく、想像的世界の推理であり、説明である。 昔話も、その原形はフィクションの為のフィクションに過ぎないものであったとは考えられない。 世界に広がり、語り継がれている物語のパターンは限られたものである。