究極の物理学と哲学の種が組織内にある


いろいろあり得るが、熱というものを三次元構成体にとらえる、究極の物理哲学体系の背景から送られてくる見方がある。
特定の形と構造を持つことによって、自らを推進してやまない、いわば永久内燃機関の如きものと想像すればいい。
エントロピーと称されているエネルギーの正体が、このエンジン体の不規則運動なのである。
熱の伝わり方に伝導と放射がある。
伝導は分子原子の運動の伝わりであるが、放射はこの構成体の飛散による伝わりと考えられる。
分子原子の熱運動はすべてこの構成体の附合によって説明され、計算される。
物理界の粒子の全ての運動の源は、この小型内燃機関の成立に基づいていると言い切れるであろうか。
直線運動も整えられた衝突現象に因るものであるし。


最後の難問引力は何ぞやに対する、究極の物理哲学体系の背景による解決に、究極基盤体物質の回転運動速度の提示があった。
一応、特定方角のない、運動速度変位間の相互反応と定義付けられる。
基盤体は動かない。
粗密に拠らない説明である。
構成体を成してその上を渡り歩く物が、その回転運動の原因となり、また、その運動のためにお互いが引かれ合う。
構成体というものは、そもそも、一つ一つの基盤回転運動体系内から、速度の敷居を越えて出来上がったものがぴょんと飛び出したものなのである。
へそから飛び出して走り回る孫悟空を考えればいい。
自ら高速度体であるから、周囲にまた遠くまで、いわば大きな波紋のように、また長い竜巻の腕のように、影響を及ぼさずにはいられないのである。
ただ物質界の奥底になぜ歯車の独楽のようなものができるのかは分からない。


ニュートンはすっきりと、引力を魔術的与件としてその物理的解釈を放棄している。
偶然にも、デカルトの、自立した人間理解力による重力の把握努力において為された、素朴な説明工夫に近い解決に帰り着いたようである。


先生ありがとうござます。最後の決着がついたような落ち着きをいただきました。早く御自分で発表して広く世間の人にご教示下さればいいと思います。
コピー係りは決して他人の名誉を盗まない、
運動の掉尾に罪のない大見得のお手伝いをしたら、終幕意識もより固まるであろうと、新聞記者の真似事を申すだけであります。