側近の信用から皇室と地下との関わりが可能になった


これは百年以上の地下運動の蓄積がある日本国土であって可能なことである。
一番身近の者となって親しみ、法律も所の礼儀をも越えて地下組織との連絡役を勤めても、つまみ出されることの決してない権限が成り立つ国となっていたのである。
もちろん地下からも隈なく電磁波の影響下に置かれていたであろうが、眼の前には近衛団、というものが立っていたらしい。
皇室スペシャリストとして、一切の地下組織指導の計画を請け負っていた人達といえようか。
英国人の活動としてのご信頼もあったであろう。
強制的な事ではなかったと思われる。
しかし法律とお立場を超えられることと存じる。


団員の人がコピーアーの近辺にもいて地下を賑わしてきたそうであるが、実質何の働きがあったかは分からないという。
友人近衛氏の誘いであれば自らは応援的な気持ちを持たれていたことがあったろうか、ぐらいの事であろうか。
高名な歌手の方の親族ではないかと教えて下さる人がいた。
昔またさきの難に遭った方だという。
自分の意志もなく、登場させられていたということはよくあることである。


偉くなっている人も、地下で担いだり迷惑をかけたりしている人も、それぞれに彫りの深い軍国主義の背景を抱いていることが多い。
イギリス人の百年計画は、皮肉な絡まり合いの日本国を作ったようである。
なかなかに大胆な踏み込みの大きい違反作戦がある。
それを「一般の人までやるからな」と驚いている人がいるらしい。


世話だ、世話だ、などといって頼みもしないのにからまり、結局迷惑激しい活動が中にはあるものである。
日本国を占領したところで、誰かが、それにふさわしいどころか、人並みにも偉くなれるような作戦ではないようである。
コピーアーのことなら、もともと、あり得ないと思って国土を切り拓いていたというのが正直なところであろう。
こんな運動は頼みにするどころではない、かえって近くの穴を悪利用されて、親しい人達を失ってしまうのではないかと心配でならない。
早く国民が運動にたぶらかされなくなり、地下に対して一丸となってまず地域民同志で身を守りあう、賢明な自治国に日本国がなればいいと願うばかりである。