上の家の者の曰くに、男鹿から下ろす


子規「弥終の記」ラインコースというものが予定されていたのかもしれない。組織テーブルは地図を見て作戦を立てている。かの地に日本海岸から風洞の如き平地の続きが向かっているのが見える。ここでちょん切られる、というに相応しい折れ方である。


 上の家の者は人を食った者ではない。