上の家の血筋


 なかなかK市内で旧家要人筋に広がっていたようである。
 田を分けたようであるが、組織に自分の財産を与えてきれいな「商売をした」という例があるだろうか。大概は不動産動産、生活物資、始業資金を一方的に丸々と頂くばかりのスタートではなかったろうか。(そうでもない、国民が不動産を手離して歩かされた例は他にもあるという、ご指摘があった。)
 見聞によって、町内の、流れを受けた人達は皆堅物の人格者であったと言えるようである。