粗粗と、古代史の真実の推理について並べ立てたい。

 問題は歴史学労働において新たな発見を為したということではなく、人類史発端からの世界史設計背景存在の確信によって、常識的な歴史知識が、その不明解が、すらすらと読み直されるのではないか、という提起にあるのであって、大いに有意義な、あるべき仕事であると、今に及んで思いを深めているところである。
 言うまでもなく世界史初めての言及である。