シンクロ系新し家チルドレンのルーツについて更に一言。

 シンクロとは黒あざみ、すなわち顔にメラニン色素が現れていて、中から黒味がにじみ出てきたような人。 単純な痣ではシンクロと呼ばない。
 しかし、である。 「実際は子孫にはそのようなメラニン色素の遺伝子を顔に残しいる人はいないようだ。」
 実に、今は顔にその遺伝子を残していない、という所にもこの六部呼ばわり、シンクロ系が担わされていた真実を覗うことができるのである。
 日本の旧家六部風評というものは、噂されている事件があったとすれば江戸時代中に限られる。 明治の代には、六部家出制度というものは廃止されていたと考えられるからである。
 噂にすぎないものでもあるが、とにかく遥かな昔のことである、という意味を合わせたものと推理できるであろう。
 古くもない強盗人がお役人に居並ぶ世の中に、一つ事に限って弱い者虐めみたいに、いつまでも口うるさく言い立てる輩がいるものである。
 六部生きてら、六部生きてら、と本当も何もなく作戦的に、もう、死ななければならない者みたいに悪口づかいをする。