呂商人の挨拶に、我が身の上をいたく恥じ入った王子様について

 更に付け加えられるべき一言。
 「年柄にもなく、」
 この言葉が、以後の中国の、子たるものの人生キャリアのスタンダードとなる。
 労働は出世以前の少年時には堪え忍ぶべきものである。
 孔子様でさえ、若き頃には生活のために、牛舎の掃除仕事を請け負っていたというではないか。