ついでに函屋敷一族朝原さんと上の家との関係について。

 近隣でいるとどうしても擦れてしまうような地下組織の迫り方がある。
 地味な農家同士、仲の悪い疎遠関係にでもあったということはない。 
 一軒、即日愛想を尽かして絶対に上がらない、と顔を逸らすことにした家があったようである。 しかし農家同士の近隣、身近な付き合いは避けられない。 外国人の侵入が目立ち始めてきた時期には、最後の頼みの家として、金まで積んで頼みにした家であったと言われている。 何の彼のと言っても、外国人団に地域の地下を譲ることはできなかったのである。
 この間からの、地下組織暴き計画にも立ち会っておられて、「嘘を言うな、本当のことを教えろ」 と声を掛けておられたそうである。 
 (しかし、数多い現場及び偽装団の巧みな近寄りに、一人、また一人と入れ換えられてしまった地域のようである。)
 その家の玄関に上らない、と言ったのは前主人一人であったのであるが、どういうことかというと相手があまりに若くて、神経に障った、ということであろうと思われる。 あえて言えば、テレビドラマの探偵モンクが電柱に飛びついた、というに似ていようか。