Yes という重要単語を推理解明する。
例によって短く仮定義すれば、―――
組織はローマ時代には、神秘というものを許さない科学実証主義の旗印を掲げていたのであるが、また更に、人類の精神史の柱として計画された宗教活動において、また地下組織活動の展開において、民族を超えることを決意したのであった。
世界宗教を樹立する。 これは難しい合意であった。 しかし会議は一致して Yes と応答したのであった。 ニケーアの公会議による三位一体決議とはこの時のことを再現したものか。
世界宗教を主として、旧なるものもこの後記念館の如く保存される。
組織はコスモポリタンとして辺境を目差し、世界を巡る。
ここに組織活動の主題の一つ、グローバリズムが樹立されることとなる。