世界遺産、日本遺産と世界史は改新の朝を

目指して、TVラッシュ中である。
 この遺産現象を、一過的な誰かの趣味、意志によるものと考えるのは誤りである。
 人類の精神と建築と国家の生産の主宰者構造が世に現れ、自ら決算の旦を迎えようとするための一大番組である、と認知すべきである。 今、その驚異の行列を知らずにいられようかと。
 「俺はもはや遺産だよ」 と英国の詩人が語っていたという。
 legacy というキーワードを、単に、前任者からの地下活動作法、原則一式の相続という意味に解していたが、あさはかであった。