人類最古の遺跡である主な岩絵現場の跡を追ってみる。

  
  偶然か、地中海を挟んで互いに内陸の丘の上に、緯度線に平行的に並んでいる。 一万年以上も前の事であれば、現在のサン族の仕事と決めるのは短絡というものである。
  他に岩絵の存在する南アフリカの国々。
  線はイベリア半島に向かって伸び、その方面で繋がっているように見える。 一方はエジプト文明へと発展し、一方は西岸一帯の巨石文明と連絡していると見ることは不自然でない。 大河農業の存否で、都市と王国の文明に至るか否かの分かれ道が生じたものと思われる。 階段ピラミッドはアイルランドのものを最古として、エジプトとメソポタミアの二か所で大いに発展しているばかりでなく、南アメリカでこそ負けずに古く、その後の広がりを見せている このような岩絵や階段ピラミッドの淵源的な三大陸展開というものを目にすると、生存を掛けた、種族の世界展開の決議とそれを承けた冒険的行動のようなものを感じる。 人類の遺産であり、そのままに地下組織の先祖たるものであったのかもしれない。 
  赤道祭東洋人の存在を疑った地域を斜線で示す。 ホッテントット族などがいたはずである。