真犯人探しの条件

 事件は驚愕的な資金を背景にした大建築大物資大量動員を背景にしてあるものである、ということを常に頭に入れておかなければならない。
 餌食となる者をだまそうとするのであるから、犯人側の言い分理由を信ずることはない。 見当違いの原因となる。 その企みでもあるのである。
 犯行側の言い立てる理由は実体的にはすべて嘘である。
 いつか警察が正義の捜査に立ち上がり、敵討ちの刑罰をしてくれるのではない。 自分が本当に客観的に事実真実に明るくなるのでなければ、未来永劫に土中にされたままで無念を晴らすことはできない。
 人間生きている限りやるべき仕事は、真実を知る事であり、真犯人を見つけることである。 他に人間の為すべき仕事はない。