運動の前任者はバランスを原理としてはいなかったが、一国だけを単純に盛り上げる規則でもなかったようである。

 「無くなってしまうんだ、あったなもんで」 と日本を指差して語っていたというのは、縄文時代の日本をローマか中国で言うようである。
 ゆうべのことはもう言わないで、とは縄文時代のことであったか。 小指の思い出。 指切りげんまん。 長々と土器を作って来た指の冷たさとは。 指切りとは恐ろしい言葉を無邪気に使っている日本人である。 指を詰めるとは日本だけの仁義風習であったろうか。
 お若いの、お控えなすって、お控えなすって、としつこく繰り返す意味不明瞭な挨拶があるが、素直に解釈すれば、やたらに他人から切地を貰うんじゃないよ、と注意勧告しているだけの言葉とも取れる。