太秦国と秦国の時代になっても、日本は雲海の下の野蛮国のままであった。

 中国こそ目された天上の国であった。
 国家はいつでも日本を認知したことがなく、話に聞くことがあっても自らに重要な事として関心を払うこともなかった。
 上下関係で揉めることもなく留学生等を待遇してきた、三千年の歴史しかなかったと言えるのではなかろうか。 蒙古軍の野心は例外であった。