人間の条件の最初の難問、亀と石田あゆみあるいは岸田京子との出会いに迫ってみよう。 

 砂浜での亀行為観察メモが残っているようである。
 しかし、亀は早くからカットされて世界史に登場し続けて来たのである。
 どうも付き過ぎた中味の、フィールドワーク風制作ノートのような気がしてくる。 女性の顔のスケッチまで届けられている。 
 眉の黒々と鮮やかな、夕月のような顔の人ということになっている。 千葉夕子さんという人が近くにいるが、同じように眉毛黒々として俵万智さんにそっくりであった。 しかしこの夕子という名前は実はタコと書いたメモを読み間違えたのであった。 タコという渾名は古く、例のマイハテレズさんがスペインの王子から賜ったものであったのである。 ハイカラな美人顔にすれば、小柳ルミ子さんみたいな幅広な瀬戸内海人の顔を見てタコと呼んだのである。 恐らく1400年頃の事と推理する。 隣の夕月顔の千葉夕子さんが、前の人はどこかに行って今はタコ顔の人と交替しているのは、以上の理由があってのことなのであろう。
 従って、夕子横浜登場は、昔の東西混血計画の深い因縁があって映画撮りのように仕組まれたものと考えるべきである。