井上若さんと橋由紀夫さんがよく似ていることに今頃になって気が付かされた。

 理由は明快である。 
 メッキ工場工員生活で一緒したことのある若者と兄弟縁であったのである。 似ているものである。 田舎の殿様筋の家の主であったという。 フランス辺りが、フランス支部への殊更な人権問題押し付けに反発して、逆に封建主義の悪戯を日本国土に展開したのではないか、という推測が仄めかされていた。 東大武家主義にも仏人ががんばっている、という情報を聞かされたことがある。 日本国を封建主義の国にすることに情熱を燃やしたようである。 「何人やった?、何人やった?」 と彼のアラン・ドロン氏がどこかに向かって嘲笑っていたという。 しかしこれも本部奥からの誘導があって始まったことなのかもしれない。 アメリカも加わった大企画であったらしく、西部劇映画の川渡りシーン等に現場近くの風景が見立てられているようである。 川底にホテルがあるのである。 近くに無数子孫の父親の家があった。  
 お二人の場合、大名子孫家系の他に、一つにロシアサハ人、一つに鹿児島じんせい経由の半島人、一つに澤内の多田なる出家僧、......。 どうやら内訳には入れ違えがあったようである。