どうして地球表面の建物の外は明るいのであろうか。

 地球表面は太陽からの光を蓄えた、光函なのである。 見たことはないが、金閣寺の室内も晴れた日の外に負けないくらいに輝かしいものであろうか。 西洋の宮殿も多くは、これでもかというくらいに光函を目指していることに気づかされる。 磨かれた大理石の床や壁に加えて掛け連ねられた鏡と鏡と鏡。 そして、玉手箱から煙のように漏れ出る光。 世界史計画というものは、このようなからくりの成功によって、人類の運命のように誕生し発展を遂げてきたものなのであろう。