中の家先祖の初心たるものを知らざるべからず

先ず前回の文章の乱れをお詫びいたします。 深夜に近い仕事となると見直し不十分で、拙い事になることが多いのですが、気が付く限り必ず直していますのでおかしいと思った所は読み返してみて下さい 
 中の家の経歴については、子孫本人たちも忘れている先祖の初心というものを知ることが重要である。
 中の家は流されてずるずると墜ちて行ったのではない。 むしろ、一大決心を発したのである。 <私に警察活動を経営する。 やり遂げることを悲願とする。> 
 お上の裁判が不公正で、窮迫状況に追い詰められた者は、諦めるのでない限り潜伏行動を取る。 西の家の者たちの立ち位置は文字通りにこの様であった。
 子孫達の見聞と気持ちをここに混入させることは過ちの元である。 その状況下にあった先祖個人その人の心だけを思い知ることが必要である。
 その戦い振りについては、以下のキーワードからそれぞれの振り返りと理解が得られよう。
 玉散る、珠玉、たまたま、・・・まん丸いお顔に出会わされることが多い。
 銭形平次の銭玉飛ばし。 本内部落からのアイディアであるという情報を得ていたそうであるが、今日の中の家の人達では謎が解けなかったようである。 いやぁ、上の家は代々現金をむしり取られたり地域にばらまいたりしている、部落内でも金のない家だと評判であった。 上の家の金撒き精一の事ではないか、そうでもあろうが、中の家の者の一所懸命な玉投げの姿こそあまりに衝撃的なシーンであったのである。 (この玉投げ伝統を勘違いして、上の家に移し替え、先祖代々金を奪われる家にしたから痛くてたまらない、元々裕福でもない山家農家の懐である、いつまでたっても貧乏くさくて見てられないことになる。 地下運動とは強盗してまで潤って、ピカピカと光る差別ペテン活動ではなかったか。 ロシアの仕出かしたことだという一報が入った。)
 中の家の初心は子孫の顔に遺伝相続される。 悲願。 眉毛、額にやや泣きを含んだ形状が現される。 そしてヘーシンクに負けない背丈が欲しい。 確かに背が高くなろうとしていた。 
 ベトナム帰りの中の家の子孫達の顔と背丈にも、顕著に先祖の初心を実現しようとする遺伝工作の達成が認められる。 泣き眉毛の有名人の名前を上げる必要があろうか。 デイジーという名の、運転手のフランス人から頂いた特徴であるという。 泣きそうな頬の感じという歌の文句があるが、いしだあゆみさんもお仲間であったか。 背丈なら石原裕二郎とか渡瀬恒彦とか。 (背が高くてしかも泣きそうな頬の感じというものをも合わせ持った男優として、館ひろし西部警察仲間に入っていたのであろうか、どうも中の家出身の顔そのものの人には見て取れない。)
 悲願というのは泣くということはでなく、人の世の公正の復活を遂げる、ということであったのであるが。
 潜って人の世の正義を遂げるというテーマは、テレビ番組の必殺シリーズが奏でる所である。 剣客商売人という改訂版もある。 池波晋太郎が、母親の出身地である澤内通りの上の家周辺について関心を持ち、調べ上げた解答を基にして書き上げた小説を原作としている。
 中の家は従ってよくテレビの番組の題材とされているのである。 西部警察銭形平次や・・・、法の通りでないお裁きというテーマで共通していると言えるだろうか。
 中の家の敵は上の家であったが、見つかれば即座に打ち首となる強攻仕事である、極めて用心深く隠密に行われ進められてきたはずである。 上の家も気付かず、集落の周りの人達も気付かずにいたのではなかろうか。 上の家では江戸時代末期に西の家から嫁を貰っている。 この嫁の時代こそ上の家の被害激甚の時代であった。 後家を二度も迎えている。 後家とは後夫のことである。 嫁となると90歳前後の長寿であることが多い。

 さて本日もここまでといたしましょう。 子孫は先祖の初心を直接知ることはなく、地域の人のうわさをたどるか、あるいは、組織から脅されたばかりに思い込まされていることが多いと思われます。