細川は人を殺したことがあるか。

 (安全情報

 美容院でのマッサージ。 
 男女間の擦(こす)れ合い擦(さす)り合い。
 握る物、捏ねる物。

 地下見物。

Signature  Thank you, Adams and cooperators, very very much, Now I understand. Every name and honor should be attributed to you.)


その探偵解明に三智子様も歩いたことがあったという。
恐らくは、あまりの事故情報の洪水に両手を挙げて逃げてしまっただけの結末であったと思われる。 「愛の雪別れ」よもはや、と。

日記はしかし多くの振り返りを以て三智子様の探偵努力を相続する。

間違いない傷害犯事故の場合。
公務員として勤務中に出会った事務係員に害を加え、絶命に至らせる。 これは文句なしに罰せられるべき犯罪例である。
しかしどういう訳か、本部は傷害を負った女性の治療に医師を呼ばなかったという。 その為の死亡事件となったという報告があった。
「私はここに十回もいたことがあるのよ」と女性官が打ち明け話をしていたという情報がある。 行くべき所に行けないようでは幹部になれないじやないか。 部下のままでいいの、といったような言葉を見舞われたようである。 参上の折には漢詩を一つ、という注文を聞かせられ以後その方角を苦手としていたようである。
細川はもしかして、以前から気づくことのあった自分の家の周りを歩いている女性グループと彼女とを一体に考えたのかもしれない。
明らかに我が家の不運と不幸を働いている。 父親は遂には自分の住居地下にいる犯人を見つけ、その者の住む家に乗り込み、そのまま帰らぬ人となった。 母と子は警察に訴えなかったらしい。 細川家は東京にいて孤独であった。  
皆いい身分なのに、自分には東京が閉じられてしまったみたいだな、加賀にでも行ってみるかと父親は話していた。 言葉の解放宣言で卒業仲間から外されてしまったものと想像される。 話しても大丈夫だと思うと何時間も天皇家の事などを話し込むような、「鮮やかな」日本の「透徹者」の一人であった。 それが災いの元となったのである。
一家の窮乏と絶望と食事作法親子礼儀の奇想はすべて地下非道の障りであった。
細川はこの事を極めて痛いことに覚えていて、さすがに泣き言を連ねることがあったという。 年齢を重ねるごとに地下魔術の世の中が見えてくる。
後に、細川は、以前から気付くことのあった女性を見なければならない、と言ってその女性の勤務地近くまで通い続ける。 表面的な親切好意に裏切りがなくとも、地下組織はどうしても一家の墜落の犯人であり、それ以上に天皇家の作為者であり、国民の殺害者でもある。 母親が言っていた。 私達人口集計するのよ。
暗示させられたことはすべて言いなりになって成し遂げる。 宝石店に入ったのも、その女性の指示があったままに店員が店を明けたからであったことも知っていたのかもしれない。 宝石店を鍵も掛けずに明ける宝石店店員があろうか。
女性は草地上で発見されたという。 細川は自分の罪をのがれようとはせずにマンション刑罰に服す。 一生涯、背広を身に付けず、電気工場工員の青い制服で通す。 「俺は部下だ」と話していたという。
しかしここから細川疑惑の殺人事件すべてに疑いが入るのである。
草地近辺に有名な草叢隊という乱暴な遊び人グループがいたらしく、母親も犯人をそれと特定していたというのである。
細川を殺人常習犯に仕立て上げようという陰謀が、これからは執拗にも細川の身辺から離れようとしない。

陰謀を解くカギの一つとして以下の事を記し加えて置きたい。 
関東一帯に不思議な死亡事件例が広がっていた。 たとえば湯気に当たっているうちに息を引き取っていたとか。 ストリート女子の風呂接待であった為に誤解されかねない事もあって、遺体の処置にアレコレした場合もあったようだ。 中学生のような中性的身体の被害者が多かったのではなかろうか。 北上市北上川畔にも似たような女性の被害があって、この場合石像まで立てられている。
ある西洋人スタッフのアイディアによる偉人イニシエーション工作であったようだ。 警察も悟りが早くて見逃してしまう場合ばかりでもなかったろうか。 ある程度の衝撃に遭うとその場で息絶えてしまう注射薬があったのであろう。
上の家の紀氏子孫が捕縛されて澤内に連れられた事件については先日記している。 やはり13才的少女に薬を含ませて、もはや歩けなくなって四つん這い状態になったままの尻を突っつくように、「これだ、これだ」と言ったという、その再現のようなストリート少女落命事件劇である。 
これだけはきれいでない、と澤内取調官は呟いたのであったと。 紀氏は阿片と知っていて自分から身に帯びていたのである。 でないと罪のない三枝子なる美人を裏切ることはできない。 そこのところまで村人に知ってもらいたかったのであろう。 三枝子は旦那様、旦那様と自分を尊敬していて、本気で自分と夫婦になれる気でいた。
その紀氏の村に細川が訪れる。 「美しい一日を送りたい」と話したとかどうかとか。

不思議な事を付け足すと、湯川博士は、これじゃ人体だじゃ、とスカイツリーのようなデッサンの図面を辞退されたという。
その時は、x染色体のような形の物が営業されていたのであろう。
xはヒロポン注射に破られる、という通し題名でもあろうか。