無制限の賛美を受けるルーベンス


ルーベンスという画家は西洋絵画最大の巨匠として、無制限に褒め称えられることが多い。
しかし女体の表現に、意図的なものを感じてしまうほど頑固な、明らかに過剰なワンパターンがある。
ヨーロッパの広場に立っている銅像が、あれは豚の肉を描いたのだ、と独り言を言っているようなシーンの送信があった。
ルーベンスその人の発言の言い伝えがあってかどうか、でなければどうしてそんな情報が届けられたのであろうか。
ルーベンスはフランドル出身で、10歳の時に政治犯の父を失っている。
のちに貴族となり、外交官としての活躍でも各国の宮廷から絶大の信頼を博した。