奴の国という表現も繰り返されている。

 卑弥呼という女王の名前も作為的に創作されたものかもしれない。 とにかく日本側では何のヒントも見つからない名前である。 これほどに何度も出てくる重要人物であるのにである。 
 次に台与という女王が続いているのであるが、日本側にはそのような女王の活躍とこの世襲について、何の伝えも記しも残されていない。
 すると、結局、卑弥呼が誰であるか、考えてもこのような名前の作為の上では、確かめようのないことなのかもしれない。