中代氏と彼の者との連帯感は強いものであったようである。

 共に雇われることを望んでいたが、彼は列の中に入ることができなかった 
 どうしてであろうか。 下痢症状に悩み憔悴しきっていたものと推理する。 重い症状であったと思われる。 朝会の列を外して建物の屋のような所にまで走った事があったのであろう。 これでは面子がない。 何を言われても、アーウーと首を左右するしかない。
 役所に出て洩らす者があろうか。 音に出しておらぶこともできない。 体に好かろうと北上河原の早朝体操に誘い出したものであった。 (屋上コーナー事件というものを知っている人もあろう。)